岐阜市周辺でマイホームを検討されている方の多くが直面する悩み、それが「外構(お庭)の使い道」です。
車社会の岐阜では、どうしても駐車スペースの確保が優先されがち。「とりあえず3台分はコンクリートで固めて、残ったスペースに芝生でも…」と計画を進めてしまい、後から「なんだか落ち着かないお庭になってしまった」と後悔される方も少なくありません。
そこで今回ご提案したいのが、「駐車スペース(動の空間)」と「くつろぐお庭(静の空間)」を物理的・視覚的に完全に切り離すという考え方です。
当社の施工実例を交えながら、その贅沢なメリットを紐解いていきましょう
「オンとオフ」が切り替わる。心理的なプライベート感の創出

玄関へと続くアプローチは、黒とグレーの石材がリズムよく配置され、足元を白い砂利が引き締めています。このアプローチの右側には駐車スペースがありますが、あえて「歩くための道」を独立させることで、家に帰ってきた瞬間に「外の喧騒」から「家族の時間」へと気持ちが切り替わる仕掛けになっています。
駐車スペースとお庭を分ける最大のメリットは、この「心理的な境界線」です。
車はあくまで移動の道具。一方、お庭は家族がくつろぐ場所。この2つが混ざり合っていると、お庭でBBQをしていても「すぐ横に車がある」という日常感が拭えません。フェンスや植栽で完全に区切ることで、そこは一歩入れば外からの視線を遮った、家族だけの「秘密基地」になります。
お子様やペットの「安全」をデザインで解決する
外構を考える上で、デザインと同じくらい重要なのが「安全性」です。

駐車スペースとお庭を完全に分けることで、以下のようなリスクを劇的に減らすことができます。
飛び出し防止: お庭でお子様がボール遊びをしていても、そのまま駐車場や道路に飛び出す心配がありません。
死角の解消: 車の出し入れをする場所におもちゃや自転車が散乱することがなくなり、運転時の安全性が高まります。
愛車の保護: 飛んできたボールや遊び道具で、大切なお車を傷つける心配も少なくなります。
「デザインのために分ける」のではなく、「家族が安心して過ごすために分ける」。これが、長く住み続ける家には欠かせない視点です。メンテナンスの「メリハリ」が、美しい景観を維持するコツでもあります・
メンテナンスの「範囲」を絞り、美しさを賢くキープする

「広いお庭は憧れるけれど、草取りや手入れに追われるのは嫌だ」……これは、多くのお客様が抱える本音です。駐車スペースとお庭を完全に分けるゾーニングは、実はこうした「ズボラさん(でも綺麗好き)」な方にこそおすすめしたい、究極の時短設計でもあります。
■ メンテナンスの集中:管理エリアを「点」で捉える
お庭全体にパラパラと植物が点在していると、どこから手をつけていいか分からず、結果的に雑草が放置されがちです。
しかし、駐車スペースを無機質なコンクリートや石材で固め、植物を育てるエリアを明確に限定(ゾーニング)することで、「ここだけ手入れすればOK」という心理的なハードルがぐっと下がります。
例えば、水やりもあちこち歩き回る必要がなく、決まったスポットだけで完結します。「10分だけ草取りをしよう」と思った時に、終わりの見えない広大な範囲ではなく、決められたエリアだけを集中して整えれば良い。この「範囲の明確化」が、数年後の景観の差となって現れます。
■ 汚れの拡散防止:愛車と玄関を泥から守る
土や芝生のエリアと、コンクリートの駐車場を物理的に分ける最大のメリットは、「泥跳ね」と「土の流出」を防げることにあります。
雨の日、お庭の土が駐車場に流れ出し、その上を車が通ってタイヤ痕がコンクリートにべったり……。一度ついた泥汚れやタイヤ痕を落とすのは重労働です。
しっかりと縁切り(境界)を作ることで、雨の日でも駐車場は常にクリーンな状態を保てます。洗車の回数が減るだけでなく、お子様が泥だらけの靴でそのまま車に乗り込んだり、玄関へ駆け込んだりするストレスも大幅に軽減されるはずです。
■ 場所に合わせた「植物の使い分け」で、賢く緑を楽しむ
さらに上級者向けのテクニックとして、エリアごとに「手間の掛け方」を変えるメリハリが重要です。
アプローチ周り(パブリック・ゾーン):
人目に触れる玄関先には、写真2のように「割栗石(わりぐりいし)」や「下草(グランドカバー)」を配置するのが正解です。石の間から少しだけ顔を出す緑は、ほとんど手入れが必要ないのに、いつ見ても整った印象を与えてくれます。
奥のお庭(プライベート・ゾーン):
一方で、家族しか入らない奥のお庭には、あえて「芝生」や「落葉樹のシンボルツリー」を配置します。落ち葉を拾ったり、芝を刈ったりする手間は多少かかりますが、それは家族で四季を感じる「楽しみのための作業」に変わります。
「見せるための緑」はローメンテナンスに、「楽しむための緑」は少しだけ手をかける。この使い分けができるのは、駐車スペースとお庭を完全に切り離しているからこそ。忙しい毎日の中でも、無理なく「緑のある暮らし」を継続できる、岐阜の暮らしにぴったりのスタイルです。
岐阜市は夏は非常に暑く、冬には雪が降ることもあります。
全面コンクリートにしてしまうと、夏の照り返しは想像以上に厳しくなり、家全体の温度を上げる原因にもなります。
今回ご紹介した実例のように、適度に土や植物のスペースを確保し、駐車スペースと分けることは、「都市のヒートアイランド現象」を和らげ、家の中に心地よい風を届けるという環境面のメリットもあるのです。
まとめ
外構は、家の「顔」であると同時に、家族の「人生の舞台」でもあります。
休日は、視線を気にせずカーテンを開けて、緑を眺めながらコーヒーを飲みたい。
子供たちが裸足で駆け回れる、安全な場所を作ってあげたい。
夜はライトアップされたアプローチを通り、ホッと一息ついて帰宅したい。
もしあなたがそう願うなら、駐車スペースとお庭を「なんとなく」繋げるのではなく、思い切って「完全に分けて」考えてみませんか?
岐阜市ティエラマヒカでは、あなたの敷地条件に合わせて、最適なゾーニングをご提案いたします。まずは「どんなふうに過ごしたいか」、あなたの夢をお聞かせください。